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デジタルアートpart2 2017.5.29

こんにちは!獣医師の山岸です。
今年初、蚊にさされました。フィラリア予防のシーズン、まだお薬をお持ちになっていない方はお忘れなく!
 
前回に引き続き、デジタルアートの世界へ。
食神さまに続いてみたのは、「スーパー浮世絵 江戸の秘密展」です。
ただただ浮世絵を眺めるのではなく、デジタルアートにより動くようになった浮世絵を体感するといったところです。
 
浮世絵だけでなく、ちょこちょこ江戸の知識が入ってきました。
「女のお洒落は命がけ」
 江戸時代、庶民がお化粧するようになりましたが、お化粧が原因で病気を発症することもあったそうです。
「色の白いは七難隠す」の言葉通り、江戸時代も色白であることが美人の象徴。でも、この時代に使われていた「鉛白粉」には中毒性があり、神経麻痺などを起こしてしまう人もいたそうです。 レベルは違いますが、今でも「お洒落は我慢」というようにいつの時代も悩みはあるんですね。
幕府に派手な衣装を禁じられてもこっそりファッションを楽しんでいたそうです。厚底の履物が流行ったり、裸足で歩くこと(現代では考えられませんが…)が流行ったり、流行りがあるのは今と変わらずですね!
 
浮世絵の作られ方ですが、浮世絵って分業制で作られているってご存知でしたか?
絵師(絵を描く人)、彫師(基板を掘る人)、摺師(掘られた版を使って紙に刷る人)で作り上げていたそうです。
一番上の版は黒い輪郭線、二番目は緑、三番目は赤という風に同じ色は同じ版で刷らていたそうです。
 
次の空間に入ると、そこは壁一面に海が広がり、富士山も!
葛飾北斎の冨獄三十六景・神奈川沖浪裏!
荒波を受けた漁船がのみ込まれ、その激しい荒波の中を歌川広重が描いた魚たちがジャンプし、最後は静かな海に。
ずっと見ていても飽きない空間でしたconfident
 
次にやってきたのは…お化けと妖怪スペース。
正直このスペース、避けられるものなら避けたかったのですが、展示の構造上避けられず…sweat01
でも、通ってみたら意外と楽しめ、お岩さんを写真に収めていたら、自分とのツーショットになっていましたcoldsweats01
片岡愛之助さんがナレーションをされていたのですが、このスペースのナレーションだけ全く頭に入って来ず…頭が勝手に拒否していたようですbearing  
一番滞在時間が短かったにも関わらず、脳裏に一番焼き付いているスペースな気がしますsweat02
 
絵を楽しむだけでなく、昔の事も学ぶ事ができ、楽しい展示でした!
興味のある方はぜひ!と言いたい所ですが、実はこのデジタルアート展、5月21日で終わっています。
次回何かを見に行った際は早めに載せたいと思います!