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美術館めぐり 2018.7.4

こんにちは!看護師の小原です。
早々と梅雨も明けてしまい、連日の猛暑。これから始まる夏の長さにもうすでにうんざりしています。
すだれを出しそびれてしまいましたが、こう暑いとすだれを取り付ける作業が億劫になり、
半ば今年はすだれ諦め気分です。
 
さて、この暑さの中今回は音楽鑑賞でなく、非常に珍しく芸術鑑賞smiley
上野の美術館のハシゴをして来ました。
 
東京都美術館「プーシキン美術館展」7/8まで。
日曜日ということで、チケット売り場は大行列。中も大変混んでいました。
フランス絵画コレクションで知られるモスクワのプーシキン美術館から、
17世紀から20世紀の風景画65点が飾られています。
初来日となるモネの「草上の昼食」はモネの26歳の時の作品です。
モネはもちろんコロード・ロランや、アンリ・ルソー、ピカソシスレーのパリの街の喧騒や、
パリ近郊の自然の風景画。
本当に綺麗な色合いで、今から200年前とは思えないほど。
この頃の日本は明治時代。やはり文化の違いを感じてしまいます。
 
 
次に訪れた上野の森美術館「ミラクルエッシャー展」7/29まで。
閉館する一時間前でしたが、入場するに40分待ち。待ち時間のもっと長い時もあるようです。
中は人!人!人!の大混雑。なかなか絵に近づけない感じ。
今回はエッシャー生誕120年。
リトグラフ、ウッドカット、メゾティンなどの版画制作で良く知られているオランダの版画家です。
作品のバリエーションは、だまし絵のような錯視を利用したものから、数学的工学的なアプローチを使ったものまでと幅広く、だまし絵で有名な「描く手」「階段の家」「上昇と下降」そして「滝」
本展は、「科学」「聖書」「風景」「人物」「広告」「技法」「反射」「錯視」の8つの観点からの作品です。
エッシャーの遺作となった「蛇」エッシャーは晩年ガンに蝕まれ、一説には遺作に蛇を描くことを
あらかじめ決めていたということです。
それにしてもあまりの版画の細かさ、だまし絵の複雑さ。
近寄りがたい人物だったのか。
ゆっくり考えながら観るにはあまりに人が多く、少し残念でしたが、
実物の作品を観られて、大変有意義な時間を時間を過ごすことが出来ました。
 
ただもし皆さんがお時間がおありの様であれば、平日の方が少しは空いていて、
ゆっくり観賞できるようです。
 
絵画は少しアウェー感がありましたが、次回はホームに戻り、ブルーノート東京のライブの予定です。
 
これから増々暑さに向かいます。みなさんも熱中症に気を付けお過ごしください。